運命の解釈

美功

四柱推命にかぎりませんが、「性格」「運命」などが定義されていますよね。

私は四柱推命という占い方法は、当たる当たらないという次元で考えても仕方ないと思うのですが

本に書かれている性格や運命が「全然当たらない」と感じる方もおられると思います。

しかし、四柱推命は本来生年月日と生まれた時間まで正確にわからないと精度があがらない占いですし、
日にちまででも、その内容には差し引きゼロになりそうな両極なことが書いてあったりするのです。

差し引きゼロとは、例えば「夫運がとても悪い」となっているのに、「結婚したらよい家庭を築く」という星がついている場合はどう考えたらいいのでしょう。
とびきり素敵な結婚相手ではないかもしれませんが、結婚したらそこそこ円満な家庭で長続きくらいで適当かもしれませんね。
実際、四柱推命という占いは4つの柱に備わっている星の関係性で読み解く占いなので、単純に「この星がここにあるから運命はこうなる」とはいいきれないのです。

さらに占いで示されている性格や運命の傾向は、言葉そのままに受け取るには少し想像力を必要とするのです。

例えば「囚獄」という星。これは警察、裁判所などに呼び出される星と言われています。
文字の通り、囚われの身になる〜とも取れます。
それと同時に、警察や裁判所などそういう関係の仕事につくといい、つくことでこの星の呪い?から解放されるのです。
そして私の周囲にはこの星が付いている人が多いのですが、警察のお世話になるといっても、犯罪ではなくどちらかとういと被害者だったりします。
これは傾向として当たってるのかどうか微妙に感じますね。

でも、この星の意味の「囚われの身」という点では当たっている人が多いのです。
それは牢獄ということではなく、家からほとんど出ない人が多いのです。
在宅の仕事、体調が悪くて療養、あるいは単に家にいるのが好きなど理由はさまざまなのですが、家にこもりがちな人が目立ちます。
もちろん統計を取ったわけではないので偶然かもしれませんけど。

他に「人を裏切る」という星がついている人がいます。
その人自身はとても穏やかで、人を裏切るような人物には見えません。
しかしそれは必ずしも、その人の意思で「裏切る」と意識してなることではないのです。

例えばその人の両親は離婚をして、どちらの親につくか?と決断を迫られることになったとします。
それはどちらの親を選んでも、どちらかを裏切るということになるという状況になってしまう場合があるということでした。

あるいは「人をだます」という星がついている人がいます。
一見、とても人をだますようには見えません。
でもその人の職業は手品師だったのです。
だますことで喜ばれる職業なのでした。

ストレートにこの星の傾向というものを見れば、全然当たってないと思うかもしれませんが
少し見方を変えると、その通りともいえます。
屁理屈ですかね。

でも四柱推命は今の時代とはかけ離れた時代からあるものですので、
多少は時代に合わせて考えていかないといけないとも思うのです。

良い占い師というのは、時代にマッチした鑑定ができるかどうかも大事なのではないでしょうか。

2012年6月18日