「あなたが自分の道を進んでいくしかないのでは?」

美功

4月30日の読売新聞の人生相談の回答が万能すぎたのでお知らせしたいと思います。
さすがに相談内容を全部は載せられないので、かいつまんでお送りします。

相談タイトル「つまらない毎日 結婚後悔 」

2歳の子を持つ20代の専業主婦が、結婚を後悔。
夫の給料が安い。(承知で結婚したが、将来に希望が持てない)
様々な問題もおこり、よくけんかをするようになってしまった。
しゅうとめとも折り合いが悪い。

離婚が頭をよぎるようになるが、女手一つで子どもを育てる自信がない。
両親に迷惑をかけたくない。
子どもさえいなければ、すぐ離婚してやり直せるのにと思うことも。
「毎日がつまらなく、もんもんとして生きています。
甘い考えで結婚した自分の責任ですが、どうしたらいいのでしょう。」
 

眉村卓先生の回答

「かりに自分が主人公のドラマだったら、見ている人がどう言うだろう、と考えたことはありませんか?
将来のことをあまり考えずに家庭を持ち、子どももできた。
しかし、いろいろ問題があってけんかが絶えず、家族の顔を見るのも嫌になった。
離婚しないのは、女手一つでの子育てに自信がなく、両親に迷惑をかけたくないから〜となると、

勝手にしろ、自分ではっきり決めろ、という反応が返ってくるのではないでしょうか。

@心がけを入れ替えて今の生活に生きがいを感じられるようにする
Aさっさと離婚して自分と子どもで生きてゆく、の二つしかないでしょう。

どっちも難しいのなら、今の不満だらけの生活を一生続けてゆくだけの話です。

つまりは、あなた自身があらゆることを考えて、決断するしかありません。
自分以外の人間を変えるのは、無理だし、状況もこっちの望むようには簡単には変わりません。
世の中は自分のためにあるのではなく、世の中で自分がどう生きるかなのだと腹をくくり、

あなたが自分の道を進んでいくしかないのでは?」

ぐうの音も出ない正論ですよね。
この回答はすべての人生相談にコピーペーストで使えるんじゃないかと思いました。

占いなどもこの回答を実行できる人はいらなくなると思いました。
実際にお客様のご依頼に対して、私のできる範囲で
その悩みや決めたいことに対してアドバイスをさせていただきます。

それでも基本は、お客様が「決める」のです。
結構、しつこいくらいお伝えしています。

私自身のことも含めてですが、悩みがあるときは自分を客観的に見ることができていない場合が多いです。
自分の悩みの原因、状況、打開策などを考えるには、この人生相談で語られているように
「ドラマの主人公」に置き換えてみるのがいいのではないかと思います。

自分のことだと、何も言えない、わからないことでも、ドラマとしてみていたら
「ああすればいいのに、こうすればいいのに」と浮かぶのではないかと思います。
あるいは「あんなことをしなければいいのに、しなければよかったのに」とか。

冷静に、心を落ち着けて、自分が何をするべきか、あるいはしないべきか考えることが大切だと思います。
誰かにアドバイスをもらうにしても、自分の考えが無いのとあるのでは、かなり違うと思います。
私がやっている占いも、アドバイスの1つです。

直感に頼る〜という手もありますが、物事を決めるには情報量がたくさんあってもいいですよね。

買い物をしようと思って、A店しかなかったらそこに行くしかないですが、
B店、C店があったら、そこで品揃え、価格などを比較してより良いものを買うことができるように。

まず自分に必要なもの、ことは何か?どんな行動を起こしたらいいのか?
自分の気持ちがわかったら、自分以外の意見やアイデアを聞いてみるのもいいです。
それを取り入れるかどうかも、自分次第なのです。

自分の意思で決めることの大切さ、いろんな方の話を聞いていて
一見当たり前のことが自分の人生にはとても大切なのです。

 

 

2012年03月07日