豪華客船と追い風で人生をスタートした人は、そこから少しでも不利な状態になったら、不快に感じるかもしれません。
カヌーで向かい風の人生をスタートした人は、そこから少しでも有利な状態になったら、楽になったと感じるでしょう。
豪華客船に生まれて順風満帆な出発をした人は、そこから少し向かい風が来たり、冷たい海に入っただけで不満に思うこともあるかもしれません。
出来たばかりの船は確かに美しく、立派ですが、経年でそれも多少は衰えて不満に思うかもしれません。
カヌーで北海の向かい風でスタートした場合は、それ以上に酷いことはないので、不満に思うことは少なく、辛抱強いかもしれません。
「あのときに比べたら、今なんてまだままだ楽だな」と思って頑張れるかもしれません。
そして、カヌーは小回りも効き、もしかしたら途中でもっと良い装備を手に入れられるかもしれません。そんな可能性も秘めているのです。
良い装備を手に入れるとは?
人生航路の途中で多くの人と出会い経験を重ねていく。大きな船だと環境の影響はそれほどダイレクトに感じやすくないです。その逆に小さな船だと影響は大きいですね。
環境の変化に影響をうけやすいということは、それだけに危険も大きいのですが、その危険を乗り越えたら自信もつきますし、新たなピンチに乗り越える知恵もつきますね。
そして危険な状況に備えようと、情報などを逃さないようにするかもしれません。
それこそが良い装備を手に入れるということなのだと思います。
私の祖母は水害、大火、そして地震と大きな災害を体験して生きてきたので、その体験から気をつけるべきことを実感し、子孫に伝えていました。
その他にも自らの体験から実感して役立つことを沢山教えてもらいました。祖母もカヌー人生だったんですね。
人生行路でいろんな出来事が起こりいろんな人とすれ違いますが、祖母のように、その時々で何かを得て、学んでいけたら、きっと変わっていくのだと思います。
その学び、知恵が「良い装備」なのだと思います。
「装備」となる可能性を秘めている事とは・・
1)起きた出来事から学ぶ
2)客観的に自分を見られる方法を見るけること。
3)良い人と知り合い、その人のアドバイスを聞き入れること。
4)開運に良いとされる中で自分に合う方法を見つけること。
簡単に4つに分けましたが、これらの方法は具体的にいろんな方法があります。
1)2)3)は特別に努力しなくても読書や学校へ行く、働くというごく普通のことで身につけられる人もいます。
でも自分では気付いていることは予想以上に少ない事がほとんどです。
何度も同じ場面を繰り返し知っていることからわかったまで行く事が多いです。
当然、何か困ったことがあって他人のせいにしているようでは装備になれません。
3)の良い人と出会う〜は、良い人かどうかはその時わからないかもしれません。
自分の価値感で相手の良い悪いは変わるので、後から気付くこともあるかもしれません。
以前どこかで見た「悪い事はいろんなタイプがあるけど、良いというのは同じタイプである」ということ。
良い人というのはそれほど幅広い種類ではありません。
また良い人が傍にいて、アドバイスをしてくれたとしても、
それを聞き入れる器が自分にないと無意味になることもあります。
そういう意味では4)が大事です。
気付ける自分になれる、タイミングを引き寄せるのを促進してくれたのは4)だと思います。
次はそれらをもう少し具体的に書きたいと思います。
2012年02月23日14:22